規格について

この規格は1996年に制定・発行され、その後、2004年に要求事項の明確化及びISO 9001との両立性・整合性というニーズによって規格の改訂が行われました。そして、2015年9月15日付で、ISO 14001:2015規格が発行されました。この環境マネジメントシステムは、企業・組織などに対して汚染・汚濁などの予防、法規制の順守及び継続的改善などへの取組みを通して環境への影響をできるだけ少なく、かつ、効果的に管理することを要求するEnvironmental Management System(EMS)規格です。


規格概要

ISO 14001:2015規格における要求事項の項目は下記のとおりです。

 

0 Introduction(序文)
0.1 Background(背景)
0.2 Aim of an environmental management system(環境マネジメントシステムの狙い)
0.3 Success factors(成功のための要因)
0.4 Plan-Do-Check-Act model(Plan-Do-Check-Actモデル)
0.5 Contents of this International Standard(この規格の内容)

 

1 Scope(適用範囲)
2 Normative references(引用規格)
3 Terms and definitions(用語及び定義)

 

4 Context of the organization(組織の状況)
4.1 Understanding the organization and its context(組織及びその状況の理解)
4.2 Understanding the needs and expectations of interested parties(利害関係者のニーズ及び期待の理解)
4.3 Determining the scope of the environmental management system(環境マネジメントシステムの適用範囲の決定)
4.4 Environmental management system(環境マネジメントシステム)

 

5 Leadership(リーダーシップ)
5.1 Leadership and commitment(リーダーシップ及びコミットメント)
5.2 Environmental policy(環境方針)
5.3 Organizational roles, responsibilities and authorities(組織の役割、責任及び権限)

 

6 Planning(計画)
6.1 Actions to address risks and opportunities(リスク及び機会への取組み)
6.1.1 General(一般)
6.1.2 Environmental aspects(環境側面)
6.1.3 Compliance obligations(順守義務)
6.1.4 Planning action(取組みの計画)
6.2 Environmental objectives and planning to achieve them(環境目的及びそれを達成するための計画策定)
6.2.1 Environmental objectives(環境目標)
6.2.2 Planning actions to achieve environmental objectives(環境目標を達成するための取組みの計画策定)

 

7 Support(支援)
7.1 Resources(資源)
7.2 Competence(力量)
7.3 Awareness(認識)
7.4 Communication(コミュニケーション)
7.4.1 General(一般)
7.4.2 Internal communication(内部コミュニケーション)
7.4.3 External communication(外部コミュニケーション)
7.5 Documented information(文書化した情報)
7.5.1 General(一般)
7.5.2 Creating and updating(作成及び更新)
7.5.3 Control of documented information(文書化した情報の管理)

 

8 Operation(運用)
8.1 Operational planning and control(運用の計画及び管理)
8.2 Emergency preparedness and response(緊急事態への準備及び対応)

 

9 Performance evaluation(パフォーマンス評価)
9.1 Monitoring, measurement, analysis and evaluation(監視、測定、分析及び評価)
9.1.1 General(一般)
9.1.2 Evaluation of compliance(順守評価)
9.2 Internal audit(内部監査)
9.2.1 General(一般)
9.2.2 Internal audit programme(内部監査プログラム)
9.3 Management review(マネジメントレビュー)

 

10 Improvement(改善)
10.1 General(一般)
10.2 Nonconformity and corrective action(不適合及び是正処置)
10.3 Continual improvement(継続的改善)

附属書A(Reference)この規格の利用の手引
附属書B(Reference)2004年版との対照表


以上です。
各項目の詳細につきましては、只今準備中です。




担当コンサルタントより 

日本国内では数多くの企業に採用され、組織各位が環境に配慮した活動を行っていらっしゃいます。これからこの規格の構築及び認証取得をお考えの各位におかれましては、紙の消費低減や節電という妥当的着目・注目点だけでは無くて、もっとユニークな環境側面への配慮をされてみては如何でしょうか。要は、どのような環境側面に対して配慮すれば顧客に評価されるか(ビジネスに繋がるか)という発想・着眼点を狙うことも必要ではないかと考えます。

あらゆるマネジメントシステムは、組織の戦略的な方針・目標によって運用、展開され、それらが達成されるべきであり、単に認証取得だけで満足するようなことがあってはなりません。


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