梅雨明けしてからというもの、連日30℃以上の厳しい暑さが続き、まだ暑さに慣れていない身体にはかなりコタエます。そんな折、突然というか何時ものことなのですが、IATFから規格に関するSI’s(Sanctioned Interpretations)が発行されました。同時にCB Communique 2021-009 IATF 16949 Sanctioned Interpretationsも発行されているのですが、後者はCB向けなので一般の組織には直接関係しないのですが、前者のSI’sの内容は構築途中、あるいは認証組織に直接関係する内容であるため、早期の対応が必要になります。
特に、SI 10の7.1.5.3.2.External laboratory(外部試験所)に関する内容は8月から有効ということで待った無し。その他の変更においても発効期限までに対応しなければなりません。例えば、「6.1.2.3 Contingency plans」においては、下記のように変更されています(一部を抜粋)。
c) prepare contingency plans for continuity of supply in the event of any of the following, but not limited to: key equipment failures (also see Section 8.5.6.1.1); interruption from externally provided products, processes, and services; recurring natural disasters; fire; pandemics; utility interruptions; cyber-attacks on information technology systems; labour shortages; or infrastructure disruptions;
c)次のいずれかの場合に備えて、供給を継続するための緊急時対応計画を作成すること。ただし、これらに限定されない
主要な機器の故障(8.5.6.1.1項を参照)。
外部から提供された製品、プロセス、およびサービスの中断。
繰り返される自然災害; 火;パンデミック; ユーティリティの中断;
情報技術システムへのサイバー攻撃;
労働力不足; またはインフラストラクチャの中断。
d)〜g)項は記載を省略します(ご自身で訳して下さい)
h) include in contingency plans the development and implementation of appropriate employee training and awareness.
h)緊急時対応計画には、適切な従業員のトレーニング及び認識の開発と実施を含めること。
※上記に記載した邦訳内容はあくまで参考です。実際に変更を行う場合は、責任・権限を有する方のご指導に従って実施して下さい。