規格

AIAG VDA FMEAとSAE J1739:2021

連日の暑さでもうヘトヘトになっている方々もいらっしゃることかと思います。体温を超えるような最高気温が各地で記録され、熱中症で搬送される方々も増えているとか。これだけ暑いと食欲も減退気味になるのですが、そんな時はやはり「鰻」が一番。普段は面倒で朝食は無し。そして昼食は食べるのも惜しんでその時間帯にレポートのまとめに時間を費やしていることから、体力も消耗気味。そこで、たまには贅沢をして「鰻」を・・なんて考えてしまう今日この頃です。

2019年6月に初版が発行されたAIAG VDA FMEA HandbookもOEMのCSRで明確化され、Tier1組織には周知が進み、今後はTier2もしくはそれ以降の組織に広がっていくものと推測しています。特にTier2及びそれ以降の組織においては、製品設計の無い組織が多く、PFMEAのセミナーを要望される組織が多いようです。しかし、DFMEAとの関係などから、ある程度はDFMEAがどのように行われているのかなど、プロセスの概要を理解しておく必要があります。

また、2021年1月に発行されたSAE J1739:2021も上記のHandbookの内容を包括しており、FMEA-MSRを要求される組織にとっては大変参考になるかと思われます。このSAE J1739:2021では、予備的リスク評価方法など、AIAG VDA FMEAでは触れられていない部分も明確に記載されていることから、適用しやすい文書となっているように思われます。なお、いずれの手法を使うにせよ、coqやcopqというようなFMEAプロセスに関するパフォーマンスにも留意すべきでしょう。ただし、残念なことに、現在日本語版の発行は考えていない旨の回答をJSAから得ています。

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