先週の金曜日、仕事を終えて関西方面から新幹線に乗り、名古屋へ向かう帰途中、何気なくぼんやりと車窓を眺めていたら、暗闇の少し先の山々に閃光が。今年になって初めてこのような光景を見たのですが、これからは昼夜共に蒸し暑い日々が続くことになりそうです。
ここ最近、あまり変化の無かったIATFのサイトに公開された数々のコンテンツ。今回のSI’s発行は規格に対する部分に対して大きな変更は無かったものの、構築中及び/又は認証取得組織各位様は内容を認識しておく必要がありそうです。IATF 16949:2016規格に対する新規追加のSI’sとしては、#23〜#25がそれに該当するのですが、ここでは少しだけ触れておくことにします。
まず、#23の内容は、4.4.1.1項における追記であり、”including conformance to material requirements”という内容が追加されました。これは素材・原材料などに関しても適合性を求めており、まあ念押し的な追記とも考えられます。
そして、#24では、附属書Aにおける「コントロールプランのフェーズ(段階)」における部分に下記のような注記が追加されました。
”NOTE 3 For highly automated processes (e.g., semiconductors, machining, welding) where the control method (i.e., specification/tolerances, sample size, frequency) is controlled by a system (e.g., MES – Manufacturing Execution System or similar),summary control information is acceptable with direct references or linkage to the system that manages the detailed process control information.”
まあ、確かに半導体製造装置などにおいては、このようなケースが多く、コントロールプランの記載において、膨大なステップを占めることになるのを避けるためでもあるのかもしれません。また、#25では、附属書Aにおける「コントロールプランの要素」の項目e)に対し、”or common control plan designation”という記述が追加されました。これは所謂ファミリーコントロールプランを意識していると思われます。