規格

VDA 6.3:2023について

寒い日々が続きます。
特に今週は寒気の南下ということもあり、最高気温も1桁どまり。これからが冬本番なのですが、もうこの寒さで朝夕など身震いする日々を過ごしています。
長野県下高井郡にある地獄谷野猿公苑(https://jigokudani-yaenkoen.co.jp)では、野生の猿たちが毎日暖かい温泉に入ることが出来るそうで、何とも羨ましい限りです。

VDA-QMCのサイトで「Important information on VDA 6.3:2023」という文書が発表されています。詳細については、下記のページを参照願います。なお、VDA 6.3:2023(英語版)は2023年1月発行予定とアナウンスされています。

https://vdaqmc.de/fileadmin/redakteur/Startseite/One_Pager_VDA_6.3.pdf

VDA 6.3(現行版は2016年版(第3版))は、プロセス監査に関する規格で、欧州ドイツのOEM及びそれに連なるサプライチェーンで要求される規格となっています。なお、VDA 6シリーズには代表事例として下記のような分類があり発行されています。

VDA 6.1:品質マネジメントシステム監査(連続生産)
VDA 6.2:品質マネジメントシステム監査(サービス)
VDA 6.3:プロセス監査(連続生産とサービス)
VDA 6.4:品質マネジメントシステム監査(生産手段)
VDA 6.5:製品監査
VDA 6.7:プロセス監査(生産手段)

・VDA 6.3:2023の主な変更点
1)ソフトウェア関連事項
2)コンテンツの調和、特にVDA メソッドAutomotive SPICE®およびVDA MLAとの調和
3)P3とP4に追加された購買活動に関する要件
4)リモート監査の実施に関する注意事項を追加
5)第4章「監査プロセス」を削除
6)第8章「プロセス監査サービス」を削除(別の出版物 VDA 6.8 で公開予定)
7)用語集は上位レベルのVDA QMCオンライン用語集に移行
8)特別に重要な質問 (アスタリスク * でマーク) の一部が再割当
9)分析の一部を再配分する可能性に関する質問

因みに参考ですが、VDA 6.3(2016年版)における内容(要求事項)はどのようになっているのかと申しますと、
1 はじめに
2 利用のための説明
3 プロセス監査員に対する要求事項
4 監査プロセス
5 ポテンシャル分析
6 物的製品に対するプロセス監査の評価
7 質問表
8 サービスのプロセス監査
9 評価フォーム
10 ベストプラクティス/学んだ教訓

これが、VDA 6.3:2023になるとどのように変化するのか、また要求事項の詳細がどのようにあるのか、関係各位様は気になるところかもしれません。

12月に入り前のページ

インボイス制度と電子帳簿保存法次のページ

ピックアップ記事

  1. ブログの動作試験
  2. 緊急事態宣言(地域の追加)

関連記事

  1. 規格

    閏年

    今年は4年に1度のうるう年。その設定を忘れてしまったためにシステムト…

  2. 一般

    12月に入り

    1年が経つのもあっという間で、もう12月。2022年もそろそろ終わり…

  3. 一般

    防災の日

    今日から9月。例年の平日であれば「防災の日」ということで訓練などが行…

  4. 規格

    9月に入って

    例年ならこの季節は、暑い、暑いと言いながら半袖姿で活動しているのです…

  5. 規格

    ISO 22163:2023規格について

    毎日の暑さを表現するのに残暑という用語を使う時期、季節になりましたが…

  6. 規格

    APQP第3版

    2023年5月4日時点における情報ですが、AIAGのサイトにAPQP…

  1. 一般

    規制が無い連休
  2. 一般

    新年度2024
  3. 一般

    12月に入り
  4. 規格

    VDA 6.3:2023の発行と新しいQMS省令への対応
  5. 一般

    あれから10年経って
PAGE TOP