令和6年1月1日に発生した能登半島地震により、犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申しあへます。また、被害にあわれた皆様、及びご家族の方々にお見舞いを申し上げます。
1月1日の午後4時を過ぎた頃、揺れたかな?と思った数分後、比較的大きな揺れがやってきたと同時に、スマホから緊急地震速報の警告音が鳴り響いたので、つかさずTVのスイッチをオン。その時は名古屋市内で震度3もしくは4が記録されていたようです。
そして翌日の夕刻、今度は羽田空港での航空機事故。たまたま昨日の地震に関する報道を観ていたら、羽田空港で火事のようです・・・というアナウンサーの声と同時に画面が切り替わり、何かが炎上している様子を映し出していました。それがまさか航空機同士の衝突とは・・・・。
今年はどのような年になるのでしょうか。
まずは目前にある大きな課題に取り組むことからスタートです。
その課題の一つに「AIAG APQP 3rd Edition and AIAG Control Plan」があります。3月に発行される新たな分冊化されたリファレンスマニュアルについて、組織各位様が適用を容易にするための研修資料を準備しなければならないことから、通常業務に加えて、この資料の作成などにかなり時間をかけなければなりません。最近発行されたこれらに関するFAQやwhite paperなどの文書にはその概要が記載されていますので、ご興味のある方々は参照されてみてはいかがでしょう。
APQPの主な変更点として、AIAG APQP 第 3 版マニュアルの最も顕著な変更は、調達リスク分析、変更管理、APQP プログラム指標、リスク評価軽減計画、(管理者ではなく)リーダーシップのサポート、継続的なレビューなどの管理活動の堅牢性が強調されているということが述べられています。また、新たな分冊化されたコントロールプランに関するリファレンスマニュアルでは、LPA及びR-FMEAなどの手法との関連性を評価し、コントロールプランの有効性を評価するガイダンスについても提供されるようです。また、次のステップとして、現在APQP第2版を使用・適用している場合、又は、まだAPQPなどを適用していない組織に対して、この新しいAPQP及びコントロールプランに対し、従うべき重要な手順がwhite paperに記載されています。
IATF更新情報でもお伝えした通り、2024年3月31日までに入手可能となるIATFルール6版は2025年1月1日からの施行となり、現行の第5版及びそれに関するFAQやSI’sは全て廃止となります。また、組織の事務局、第二者監査員そして内部監査員各位におかれては、本ルールの発行と同時に入手され、変更点について理解・把握しておくことが必要です。