今年は4年に1度のうるう年。その設定を忘れてしまったためにシステムトラブルが発生していたところもあったようですが、各種のシステム運用に関する事前確認は的確に行なっておきたいものです。寒暖差の激しい2月でしたが、今月もどうやら同じような傾向が続くようで、服装の選択に苦慮させられそうです。日経平均株価がバブル後の最高値である3万8188円を超え、40,000円に接近するなど、ここ最近は株価の上昇が連日報道されていますが、世の中そんなに景気が上向いているのか・・・という実感は個人的には皆無です。
以前にも触れましたが、2月22日に「管理システム基準への気候変動の考慮事項の追加に関するIAF-ISO共同コミュニケ」が公開されました。その内容及び詳細については、次のサイトを参照ください。
皆様に関係が深いISO9001:2015規格で申し上げれば、ISO 9001:2015/Amd 1(https://www.iso.org/standard/88431.html)という、要件としては「気候変動の変化」が開発されていますが、これはISO/WD 9001「Quality management systems Requirements with guidance for use」(https://www.iso.org/standard/88464.html)に置き換えられ、現在も開発中となっています。
また、日本時間の2月29日にAIAGから「APQP 3rd Edition and standalone Control Plan」の文書が発行されました(https://go.aiag.org/apqp-cp)。本日(3/2)時点で、日本国内ではまだ販売されていないようです。
当該サイトで書籍を購入すると、エクセルで作成された各種のフォーマットが無償でダウンロード可能となっていますので購入された方はお忘れなく。因みに、弊社で購入申し込みしたのが3月1日で、メール連絡によればUPS経由による配送予定は3月5日とのこと。
Control Planに関して、以前はAPQPの一部になっていましたが、今回初めて分冊化されたのが大きな特徴でしょうか。なお、これらの文書は今日現在の時点で日本語版の発行は無く、英語版だけのようです。一方、2022年6月にはVDA Maturity Level Assurance for new parts_3rd editionが発行されており、北米と欧州のOEMの両方を顧客とする組織様は、適用するPM手法の維持管理が煩雑なことになっているようで、FMEA同様、早く1本化(統合化)されるといいですね。