早いものでもう年度末を迎えました。この頃になると桜の開花日があれこれ取り沙汰されるようになるのですが、名古屋での開花日は3月20日前後が多いようです。
2024年3月4日付のPowering Performance(AIAG blog)によれば、「NEW IATF 16949 RULES FOR CERTIFICATION SCHEME “RULES 6TH” AVAILABLE MARCH 31, 2024」というタイトルでの記載があり、今月中には認定スキーム「ルール6TH」の新しいIATF 16949ルールが利用可能になる旨のアナウンスがあります。
改訂されるルールの内容としては下記の点などが挙げられています。
・IATF 16949認証スキームの改善。
・既存の規則第5版における解釈(SI)とよくある質問(FAQ)を組み込む。
・IATF 16949認証の資格要件の変更。
・認証機関とそのクライアントとの間の新しい契約要件や監査計画の新しい要件など、さまざまなプロセス、アプローチ、要件を改善、追加、さらに明確化。
IATF 16949を認証取得登録し、維持管理されていらっしゃる組織各位におかれては、事務局、内部監査員、第二者監査員の方々は内容を把握しておく必要があります。
2月の末にAIAGから発行された「APQP 3rd Edition and Control Plan 1st Edition」。
早速入手し内容を精査・把握中です。ここで気になったのは、AS9145規格(参考:https://www.sae.org/standards/content/as9145/及びhttp://www.iadf.or.jp/document/pdf/2021-6.pdf)がどのような影響を受けるのだろうか・・・と、ふと考えてしまいました。
現在、入手したこのマニュアルを基に組織各位様への研修提供を行うための資料の作成に着手していますがそのニーズは不明です。特に、APQPに関連したFMEAについてはAIAG VDA FMEA Handbookだけが参照されており、従来からある第4版のFMEAはもはや過去のものとなりつつあるようです。