仕事で利用する新幹線の車窓から見える風景は、随所で山々の新緑が目立つ季節になりました。
この連休は旅行や帰省される方々も多く、のぞみは連休の期間は全て指定席になるとか。私共はカレンダーどおりで、しかも休みの間も残作業などに追われています。連休最終日の5/6が業務の移動日になっていることもあり、混雑することを想定しているのですが、果たしてどうなることやら・・・。
このところ、IATF関連の書籍が相次いで発行されたのですが、円安の効果は絶大というのか、従来のような感覚でAIAGなどのサイトから書籍を購入していると日本円では結構な金額になってしまいます。
ISO 9001:2015規格におけるAmendment 1(Amd 1:2024)が以前に発行されましたが、肝心のISO 9001の開発状況は?といえば、今日現在においてISO/CD 9001(ステージ:30.20)という段階にあり、これが順調に進めば次はISO/DIS 9001となります。
参考)ISO 9001:2015/Amd 1:2024の内容
4.1
Add the following sentence at the end of the subclause:
The organization shall determine whether climate change is a relevant issue.
4.2
Add the following note at the end of the subclause:
NOTE Relevant interested parties can have requirements related to climate change.
詳細については、JABのサイト(https://www.jab.or.jp/news/2075)を参照願います。
このまま順調にISO 9001の開発が進めば、2024年の年末までの発行は難しいかもしれませんが、2025年の早い段階でIS版が登場するかもしれません。それを見越しているかのように、IAQGが公表している資料「IA9100 Key Change Presentation – Clause View」及び「IA9100 Key Changes Presentation – Process View」(https://iaqg.org/standard/9100-qms-requirements-for-aviation-space-and-defense-organizations/)では、2026年に現行のAS/EN/JISQ 9100規格が”IA 9100″に統一され、改訂発行されるようです。
ISO 9001規格をベースとする特定の業界に特化したセクター規格もこの改訂を受けて新たなバージョンが登場することになり、事務局、品質保証部門など、マネジメントシステムに直接携わる方々は普段以上に多忙となることが予想されます。まあ、少し先のお話ですが、規格の推移を注意深く見守りたいものです。