連日の猛暑日が続く名古屋です。
8月10日〜18日前後までお休みという企業も多く、東海道新幹線の”のぞみ”も8月9日〜18日までは全席が指定席となるなど、帰省や旅行などで移動される方々が多くなる時期です。また、高速道路も各地で渋滞が予測(https://www.jartic.or.jp/service/trafficjam/)されていますので、車でお出掛けされる方々は各種情報(https://www.drivetraffic.jp/?tab=map)に十分注意しないといけないようです。
一方で気になるのが台風5号(Maria)の動向。直接影響が無くても、その影響を受けて各地でゲリラ雷雨・豪雨の発生も予報されていますので、特に海や川などレジャーにお出掛けされる方々は気象情報にも要注意です。
8月8日、午後7時を過ぎた頃、気象庁から「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)(https://www.jma.go.jp/bosai/nteq/#area_type=class20s&area_code=2310000)」が発表されました。これは午後4時34分頃に九州(日向灘)を中心とし発生した地震(Magnitude7.1)によって、それが南海トラフ地震の前兆であると認識されたのでしょう。
日頃の地震対策の再確認ということで、もう一度備蓄品などのチェック、皆様のお住まいの地域、通勤経路又は勤務地などのハザードマップの確認などを行い、周知・確認そして認識しておく必要があります。地震は何時、何処で発生するか分からないのが悩ましいのですが、この臨時情報を受けて組織としてはリスクとして把握し、それに対して出来る限りの対応を行うことが必要になるでしょう。「地震調査研究推進本部(https://www.jishin.go.jp)」の発表(詳細資料:https://www.static.jishin.go.jp/resource/monthly/2024/20240808_hyuganada.pdf)によれば、今後1週間程度は要注意とのことですが、それに捉われない対応が必要かと思われます。
従来から、事業継続計画のマネジメントシステムである「ISO 22301:2019 Security and resilience — Business continuity management systems — Requirements(https://www.iso.org/standard/75106.html)」、及び関連規格のISO 22313:2020 「Security and resilience — Business continuity management systems — Guidance on the use of ISO 22301(https://www.iso.org/standard/75107.html)」などに取組んでいらっしゃる組織各位もいらっしゃるかと思いますが、そこまでしなくとも、ISO 9001やISO 14001などにおける箇条(例:4.1項及び/または、6.1項など)で、出来る限りの対応をしておくことが求められるのではないでしょうか。また、IATF 16949認証組織におかれては、緊急事態対応計画に更なる詳細な要素を盛り込んで対応/活動することも考えられます。
少し先のお話ですが、2024年10月3日〜4日に「2024 Quality Summit」がアメリカのミシガン州で開催されます。その詳細についてはAGENDA(https://www.aiag.org/store/events/details?EventCode=E24QUALITY)を参照。その中で、重要なセッションとして8項目の内容が取り上げられています。AGENDAの項目で気になったのは、コアツールのSPC及びMSAについて、AIAGとVDA合同での更新について触れられていることでしょうか。時期は未定ですが、合同で開発されたSPC及びMSAに関するマニュアルが発行されることが想定されます。ちなみに、資料によればAIAG VDA SPCについては、「Yellow Volume exp. 1st quarter 2025」となっています。
なお、本件は「Joint AIAG & VDA SPC Bluebook Project Update」というタイトルで2024 AIAG Mexico Automotive Forumにおける資料(https://www.aiag.org/docs/default-source/events/2024-mx-forum-info-flyer.pdf)にも記載されています。