SCS 9001とは、TIA（The Telecommunications Industry Association）のQuESTフォーラムサプライチェーン・セキュリティワーキンググループとその専門の業界技術およびセキュリティ専門家の小委員会による20か月の作業の後、2021年12月31日に正式にリリースが承認され、2022年1月に発行されたサプライチェーンのセキュリティ管理システム（Supply Chain Security Management System）です。

欧州（ドイツ）のOEMがサプライチェーンに求めるTISAXと同じような取り組みで、電気通信業界全体のサプライチェーンに求められるセキュリティ管理規格となっています。この規格の目的は、ICTネットワークインフラストラクチャ全体のエンドツーエンドのサイバーおよび物理的セキュリティを検証することにあり、これを達成するために、この規格は、サプライヤとサービスプロバイダー向けの独立した監査および認証プログラムを備えたプロセスベースの標準として作成され、製品とソリューションに対し重要なセキュリティ制御とプロセスが実施されていることを確認します。

この規格の構築、運用には、ベースとなるISO 9001など既存の品質マネジメントシステムが必要になります。

詳細については下記のサイトを参照願います。
https://tiaonline.org